2026年8月4日 公開|2026年10月16日 更新
この記事は、AIのイロハの4段目「AIを使う」(毎日の用事にAIを使う段)の記事です。
ここからは、案内役のハル(AIの世界から来た小さなロボット)も話に入ります。
ハル会社のメールって、AIに見せても大丈夫なの?



メールはそのまま貼らなくていいんだ。用件と、どう返事したいかを1行で教えてくれたら、言い方はボクが考えるよ。
先に結論です。
メールは貼らず、相手の用件と自分の返事を1行ずつAIに渡します。
会社で使ってよいのがCopilotだけの人は、同じ1行をCopilotに打ちます。
なぜこの答えになるのかは、この先で順に見ていきます。
返事を書かずに頼むと、AIは「受ける」前提の返信を書いてきました。
今日やることは1つです。
無料のChatGPTに「返信の下書きを書いて。相手の用件=◯◯。自分の返事=◯◯」と打ちます(5分ほど)。
今日返すメールが無い人は、毎週かならず来るメールが届いた日に試してください。
📗 この記事でわかること
- メールを貼らずに返信の下書きをもらう、頼む1行の形
- ぼんやり頼んだときと、1行で渡したときの答えの違い(実際に試した答え)
- 送る前に読む2つ(お詫びの例文で、実際にあった取り違え)
- お礼・お断り・お願い・お詫びの、返事の書き方の早見表
- 会社のメールで使う前に確かめること
結論|メールは貼らない。用件と返事を1行ずつ渡す
🎯 結論:返事の中身は自分で決めて、言い方だけAIに頼みます。
毎週かならず来るメールで試すと、忘れずに続けられます。
たとえば、毎週月曜の朝に来る「打ち合わせの日程を聞くメール」。日程のメールが来ない人は、毎週のお礼のメールでもかまいません。
相手の用件と、自分の返事を1行ずつ。それだけ渡せば下書きが返ってきます。
- 届いたメールを読んで、相手の用件を短くまとめる(相手の名前や会社名は書かない)
- 自分の返事を決める(受ける・断る・別の日を出す など)
- ChatGPTの入力欄に、下の1行の形で打って送る
- 返ってきた下書きをメールソフトに貼る。
宛名(メールの最初に書く相手の名前。例=◯◯様)を入れる - 読み直してから送る(どこを読むかは「送る前に」の章に)
返信の下書きを書いて。相手の用件=◯◯。自分の返事=◯◯
試す前に、下の枠をスマホのメモか紙に書き写しておきます。☐は、返信を1通書くたびに1つ印をつける欄です。
1回だけだと次に使うのを忘れやすいので、今週3回を目安にしています。
メールの返信:☐☐☐ 頼み方=返信の下書きを書いて。 相手の用件= 。自分の返事=
試した答え|ぼんやり頼むと、空欄だらけの「受ける」返信になる
使うのは、登録したChatGPTです。この記事の例だけは、だれが試しても同じ画面になるように、登録しない画面で試しました(2026年10月5日)。
ChatGPTは登録しなくても試しに使えますが、会話は残らないので、あとで続きを頼めません。頼み方と答えの形は、登録した画面でも同じです。
ぼんやり頼んだとき
打ち合わせの日程のメールに返信を書いて
もちろんです。日程を承諾する返信なら、以下のように丁寧に書けます。
Re:お打ち合わせの日程について
お世話になっております。
ご連絡ありがとうございます。
お打ち合わせの日程につきまして、〇月〇日(〇)〇時で承知いたしました。
当日はどうぞよろしくお願いいたします。
お会いできることを楽しみにしております。
相手から届いたメール本文を貼っていただければ、その内容に合わせて自然な返信文に整えます。
「Re:」は返信の印、「承諾」「承知いたしました」は受けること・分かりましたという意味です。
返事を書かなかったので、AIは「受ける返信なら」と決めて、日にちが〇だらけの返信を書きました。
最後には、メール本文を貼れば整える、とすすめてきます。会社のメールでは、ここで貼らないのが大事です。
試した答え|用件と返事を渡すと、断って別の日を出す返信になる
用件と返事を1行ずつ渡したとき(同じ日・同じ画面。答えのうち、返信の部分)
返信の下書きを書いて。相手の用件=来週の打ち合わせを水曜か木曜にしたい。自分の返事=どちらも都合が悪い。その次の週の月曜なら大丈夫
お世話になっております。
ご連絡ありがとうございます。
来週の水曜日・木曜日は、あいにくどちらも都合がつきません。
翌週の月曜日でしたら調整可能ですので、ご都合はいかがでしょうか。
どうぞよろしくお願いいたします。
「調整可能」は、都合をつけられるという意味です。
自分で決めた「どちらも無理・翌週の月曜」がそのまま入り、空欄もありません。
1つ前のぼんやり頼んだときは「受ける」前提の返信でした。返事を自分で書いたぶん、断る返信になっています。
📝 ここまでの2つは、登録しない画面で試しました。登録した画面でも、同じ1行で頼めます。
答えの言い回しは、毎回少しずつ変わります。





「どちらも無理」って教えてもらえたから、迷わずに書けたよ。
なぜこの形なのか|貼らない・返事を先に決める
🎯 結論:貼らないのは中身を守るため、返事を先に決めるのはAIに決めさせないためです。
届いたメールには、相手の名前・会社名・やりとりの中身が入っています。貼ると、それをそのままAIに渡すことになります。
用件を短くまとめれば、名前と会社名は入りません。ただ、金額や、会社の外にまだ言っていない話(たとえば、まだ発表していない新しい商品の話)は、1行にも書かないでください(何を入れてよいかの線引きは資料の下書きの記事に)。
⚠️ こういう人には向きません
メールが週に数通しか来ない人は、ほかの場面から始めるほうが続きます(場面の一覧はAIの使い道9場面)。
会社が外のAIを仕事に使うことを禁じている人は、メールではなく、家の用事から試してみてください。
送る前に|読むのは2つだけ
🎯 結論:送る前に読むのは2つです。
- どちらが頼んだのか・だれのミスかの向き。
- だれにでも送れる文になっていないか。
相手から頼まれていた資料が遅れていて、「資料はまだですか」とメールが来た場面です(こういう急かすメールを、催促のメールといいます)。
お詫びの返信を頼んだとき(2026年10月5日、登録しない画面。答えの「返信案」の部分)
返信の下書きを書いて。相手の用件=先週お願いした資料はまだかという催促。自分の返事=返信が遅れたのは自分の確認もれ。今日の夕方までに送る
ご連絡ありがとうございます。
返信が遅くなってしまい、申し訳ありません。こちらの確認漏れで対応が遅れておりました。
先週お願いしていた資料については、本日夕方までにお送りします。
お待たせしてしまい、申し訳ありません。よろしくお願いいたします。
①「こちらの確認漏れで(確認を忘れていたので)」と、だれのミスかは入っています。
ただ、「先週お願いしていた資料」は向きが逆です。お願いしたのは相手で、自分は頼まれた側です。
原因は、この記事を書いている僕(さとる)が打った1行です。僕は「先週お願いした資料」と書きました。これだと、頼んだのが自分なのか相手なのか分かりません。AIはその言葉をそのまま使いました。
1行に「先週頼まれた資料」と書けば防げます。送る前に気づいたら「先週ご依頼いただいた資料」に直します。名前と日付も、自分の目で確かめてください。
②もう1つは、だれにでも送れる文になっていないかです。
相手の前のメールにあった言葉を1つ入れる(「先日いただいた◯◯の件」など)と、その人に向けた返信になります。
用件別の早見表|お礼・お断り・お願い・お詫び
🎯 結論:どの用件も、頼む1行の形は同じです。変えるのは「自分の返事」だけです。
| 用件 | 「自分の返事=」に書くことの例 |
|---|---|
| 日程の調整 | どちらも都合が悪い。その次の週の月曜なら大丈夫 |
| お礼 | 資料のお礼。次回もお願いしたい |
| お断り | 今回は見送る。理由は予算。次の機会には声をかけてほしい |
| お願い | 来週金曜までに資料がほしい。急なお願いになったことをお詫びする |
| お詫び | 頼まれた資料が遅れた。自分の確認もれ。今日の夕方までに送る |
お詫びのときは、「頼まれた」「頼んだ」を書き分けてください。
40代になると、断るメールや謝るメールを書く場面が増えます。
僕なら、日程のメールに慣れたら、次はお断りかお詫びの行で試します。
言い回しに迷う時間がいちばん長いのが、その1通だからです。
会社のメールで使う前に|確かめることは2つ
🎯 結論:会社でどのAIを使ってよいかと、打った内容をAIの改善に使わせない設定。この2つを先に確かめます。
外のAIを仕事に使うこと自体を禁じている職場もあります。
会社のパソコンには、マイクロソフトのAI(Copilot=コパイロット)が入っていることがあります。会社で使ってよいと決まっているのがCopilotだけなら、同じ1行をCopilotに打ちます。
確かめ方はCopilotの始め方にまとめました。
ChatGPTを使ってよいと分かったら、設定の「すべての人のためにモデルを改善する」をオフにしておきます(モデルは、AIの頭脳のことです)。オフにすると、打った内容がAIの勉強に使われなくなります。オフのほうが安心です。
ただし、答えの下の「いいね」「よくないね」のボタンを押した会話は、オフにしていても使われることがあります(公式ヘルプ・2026年10月5日に確認)。
設定の場所はChatGPTの始め方に書きました。
使い始めると出てくる2つの疑問
🎯 結論:名前を入れない返信のこと、メールを貼るようすすめられたときのこと。この2つです。
Q. 相手の名前を入れないと、よそよそしい返信になりませんか?
A. メールソフトに貼ったあとで、宛名と名前を自分で入れれば大丈夫です。
AIに渡さないのは名前だけで、返信の言い方には影響しません。
Q. AIに「メール本文を貼ってください」と言われたら?
A. 貼らずに、用件を1行で打ち直してください。
上で試したとおり、用件と返事を書けば、メールを貼らなくても下書きは返ってきます。
無料で何回まで使えるかは、AIの使い道9場面のよくある疑問に書きました。
まとめ|メールの返信、今週の3回
🎯 結論:用件と返事を1行ずつ打ち、送る前に2つ読む。これを今週3回くり返します。
| 手順 | ポイント |
|---|---|
| 頼む | 「返信の下書きを書いて。相手の用件=。自分の返事=」。メールは貼らない |
| 送る前 | どちらが頼んだか・だれのミスかの向きと、だれにでも送れる文になっていないかを読む。宛名と日付を自分で入れる |
| 3回使ったら | 頼み方を自分用に直して、メモに書きかえる(たとえば「いつもの取引先向けに、短めで」を足す) |
| メールが用事の1つになったら | 2つ目の用事を選ぶ。2つ持てたら、5段目(AIに作業ごと任せる使い方)の記事へ |



3回使ったら、直した頼み方をメモに残しておいてね。来週また、同じ頼み方ですぐ始められるよ。
🚀 次の一歩:メールの返信がいつもの用事になったら、2つ目の用事を選んでください。
→ AIの使い道9場面|仕事と家で、毎週ある用事を1つ選ぶ
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※本記事は公開情報と僕(さとる)の使用経験に基づく内容です。
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