2026年10月4日 公開|2026年10月16日 更新
この記事は、AIのイロハの階段の3段目「AIを始める」の記事です。
会社のパソコンでAIを使いたい人に向けて、Copilot(コパイロット)の始め方を、使ってよいかの確かめ方から案内します。
「会社のパソコンに、Copilotっていうのが入っているらしい」
「でも、勝手に打って怒られたらどうしよう」
前に一度開いて、何も打たずに閉じた人もいると思います。
止まったのは、打ってよいかが分からなかったからかもしれません。今回は、確かめ方を先に用意してあります。
先に答えをお伝えします。会社のCopilotを使ってよいかを決めるのは、会社です。
会社の契約の中で動くので、個人に請求される仕組みではなく、打った文がAIの勉強に使われない仕組みもあります。
ただ、何を入れてよいかは会社の決まりしだいです。だから最初は、見るだけにします。
ハルボク、会社の中では会社の決まりで動くんだ。だから、先に「使っていいよ」をもらってきてね。
📗 この記事でわかること
- 最初にやること4つ(開く・表示を見る・聞く相手を書く・打たずに閉じる)
- 自分の画面に出る表示3種類の見分け方
- 「緑の盾」が何を守ってくれるのか
- 会社に聞く文と、聞く相手
- 確かめたあとに打つ最初の一言
結論|最初は見るだけ。打つのは、会社に確かめてから
🎯 結論:最初の日は、自分の表示を見て、聞く相手を書くところまでにします。
最初は見るだけ。打つのは、会社に確かめてから。
会社のパソコンの前でやります。家で読んでいる人は、次に会社のパソコンを開いたときに。
- ブラウザ(EdgeやChrome)で、会社のアカウントのまま m365.cloud.microsoft を開く(WordやExcel、Outlookの入口になっている「Microsoft 365のホーム」です)
- ホームを一番下までスクロールして、自分の名前の下の表示を見る(3種類のどれか)
- 聞く相手を書く(分からなければ「上司」でかまいません)
- Copilotの入力欄には、まだ何も打たずに閉じる
スマホのメモアプリか紙に、この2行を書き写してください。聞くときに迷わないためです。
自分の表示: 聞く相手:
⏰ スマホのアラームを次の日の朝に1つ入れておきます。名前は「会社のAIを聞く」。
鳴ったら、書き写した相手に、下の「会社に聞くこと」の文で聞きます。
AIの選び方の記事でアラームを入れた人は、新しく作らず、その名前を書きかえてください。
📝 Windowsの画面の下や、Edgeの右上にもCopilotのボタンがあります。
どれが会社の版かは、見た目では分かりにくいです。この記事では、ブラウザでMicrosoft 365のホームを開く方法1つに絞ります。
なぜ最初は打たないのか。
会社のCopilotは、会社が結んだ契約の中で動いているからです。
マイクロソフトの公式ヘルプにも、何ができるかは契約の種類と「organization で許可されている内容によって異なります」とあります(公式ヘルプ)。
organization(オーガニゼーション)は、ここでは会社のことです。
同じCopilotでも、会社によって使える範囲が違うということです。
見分け方|名前の下の表示は3種類
🎯 結論:表示を見れば、自分の会社のCopilotでどこまでできるかの見当がつきます。
マイクロソフトの公式ヘルプでは、会社のアカウントでMicrosoft 365にサインインし、ホームの一番下までスクロールすると、名前の下に3種類のどれかが出ると書かれています(公式ヘルプ・最終更新2026年4月)。
| 画面の表示 | ひとことで |
|---|---|
| Copilot Chat (基本) | チャットの画面だけ。Word・Excelの中では使えない |
| M365 Copilot (基本) | チャットに加えて、Word・Excelの中でも基本の使い方ができる |
| M365 Copilot (プレミアム) | 会社が追加でお金を払っていて、Word・Excelの中のすべての機能が使える |
2つの「基本」は、頭に「M365」が付くかどうかで見分けます。
「Copilot Chat (基本)」の人は、Word・Excel・PowerPoint・OneNoteの中のCopilotに「アクセスできません」と公式ヘルプにあります。
どの表示も出ないときは、たとえば次のような場合です。
会社がMicrosoft 365を契約していない/会社の管理者が止めている/個人のアカウントで開いている。
どれに当たるかは自分では分かりにくいので、そのまま「表示が出ない」と書き写して、聞くときに伝えてください。
📝 名前も最近変わり、「Microsoft 365 Copilot Chat」は「Microsoft Copilot Chat」になりました(公式ページ)。
しばらくは古い名前も画面に残るそうです。この記事では「Copilot Chat」と書きます。



ボクの名前、似たようなのがいっぱいあるよね。表示の名前だけ写しておけば大丈夫だよ。
緑の盾|会社のデータを守る印
🎯 結論:チャットの画面に緑の盾が出ていれば、打った文がAIの勉強に使われない仕組みが効いています。
マイクロソフトの公式ページでは、Copilot Chatは画面上部の「New Chat」(新しいチャット)ボタンの横に緑色のシールド(盾)を出して、会社のデータを守る仕組みが効いていることを示す、と書かれています。
その仕組みの中では、打った文と答えは、AIのもとになる頭脳の勉強(トレーニング)には使われません(公式ページ)。
盾が見当たらないときは、打たずに閉じて、聞くときに「緑の盾が出ていなかった」と一緒に伝えてください。
盾は「何を入れてもよい」という印ではありません。
入れてよいものを決めるのは、やはり会社の決まりです。
⚠️ Outlook(メールのアプリ)の中で使うCopilot Chatは、自分のメール・予定表・会議・チャット・ファイルの一部も読んで答えることがあります(同じ公式ページ)。
メールの画面から開くときは、そのつもりで使ってください。
会社に聞くこと|「使ってよいか」と「入れてはいけないもの」
🎯 結論:聞くのは2つ。理由を一言そえると聞きやすくなります。
聞く相手は、会社でパソコンの決まりを案内している窓口です。
どこか分からないときは、まず上司に「パソコンの決まりは、どこに聞けばいいですか」と聞いてください。
僕なら、詳しい同僚より、決まりを案内している窓口に聞きます。
40代は、まわりからAIのことを聞かれることも増える年代です。
窓口のOKなら、あとで聞かれても同じ答えを返せるからです。
聞く文(そのまま使えます)
メールの下書きを早く作りたいので、仕事でCopilot Chatを使ってもよいですか。使ってよい場合、入れてはいけないものは何ですか。
「メールの下書きを早く作りたいので」の部分は、自分の用事に変えてかまいません。
目的を先に言うと、仕事を速くするために聞いているのが伝わります。
答えが「名前や数字はだめ」なら、名前は「Aさん」、会社名は伏せて打ちます(理由はAIが苦手なこと5つ)。
何を入れてよいかの線引きは、資料の下書きの記事にまとめました。



「使っていいですか」って聞くの、ちょっと勇気がいるよね。理由を一言そえるだけで、ずいぶん聞きやすくなるよ。
⚠️ 会社のCopilotが向いていない人
会社がMicrosoft 365を契約していない人。
会社にAIの決まりが無く、上司に聞いても分からない人。
この2つに当てはまる人は、会社のパソコンでは打たずに、家でChatGPTから始めてください。
OKが出たら|最初の一言は、会社の中身を入れない1行から
🎯 結論:最初は、会社の名前も中身も入っていない1行を送ります。
会社のアカウントのまま、Microsoft 365のホームでCopilotのチャットを開きます。
緑の盾が出ているのを確かめてから、入力欄に1行打って送ります。
打つ1行
会議のメモを、あとで読み返しやすくするための見出しを5つ教えて
会社の名前も、会議の中身も入っていません。
これなら、決まりが厳しい会社でも入れてよい範囲に収まりやすいはずです。
次の日は、同じ会話の続きを頼みます。
Copilot Chatの左側にある会話の一覧から、きのうの会話を選んで「それを、5分で書ける短い形にして」と打ちます(公式ヘルプ)。
同じ会話の中なら、「それを」だけで前の話のことだと分かってくれます。
答えがずれていたら、頼み方を1つ足すと変わることが多いです。足し方はプロンプトの書き方にまとめました。
家で試すなら|個人向けのCopilotより、まずChatGPT
🎯 結論:家で始めるなら、手順をいちばん細かく案内しているChatGPTからが迷いません。
Copilotには、会社のものとは別に、個人向けの無料版もあります。
公式ヘルプには「サインインは必須ではありません」とあり、会話の履歴はサインインした人だけの機能です(公式ヘルプ)。
僕が家のMacで開いてみた結果(2026年10月4日)
公式ヘルプが案内する入口(copilot.cloud.microsoft)は、会社向けの案内のページでした。
copilot.microsoft.com を開くと、すぐ「Copilot にサインインしてください」の画面が出ました。
ボタンはMicrosoft・Apple・Googleのアカウントでサインインする3つだけ。サインインせずに打てる入口は、見当たりませんでした。
公式ヘルプと、僕が開いた日の画面は合いませんでした。
どちらにしても、次の日に続きを頼むには、サインインして会話を残すことになります。
⚠️ 個人向けのCopilotが向いていない人
アカウントを作らずに、気軽に試したい人。
僕が開いた日は、最初にサインインを求められました。
⚠️ 家で使うAIにも、会社の資料や仕事の中身は入れないでください。
緑の盾の仕組みは、会社のアカウントで使うときの話です。個人向けのCopilotにも、ChatGPTにもありません。
会社のCopilotでよく出る2つの疑問
🎯 結論:お金と答えの正しさ。この2つだけ先に知っておけば困りません。
Q. 会社のCopilotを使うと、自分にお金はかかりますか?
A. 個人に請求される仕組みではありません。払うのは会社です。
Copilot Chatは、対象のMicrosoft 365を契約している会社に「自動的に含まれ」ます(公式ヘルプ)。データを守る仕組みも「追加料金なしで利用できます」(公式ページ)。
追加の契約(「M365 Copilot (プレミアム)」の表示)や、使った分だけかかる機能を払うのも会社です。
Q. 答えは、そのまま仕事に使っていいですか?
A. 数字・日付・制度の話は、元の資料で確かめてから使ってください。
AIは事実と違うことを、自信満々に答えることがあります(これを「ハルシネーション」と呼びます)。
見抜き方はハルシネーションの記事にまとめました。
まとめ|聞く前・聞いたあと・家の3つで早見表
🎯 結論:最初の日は表示を見て、次の日に聞く。打つのはOKが出てから。
| いつ | やること |
|---|---|
| 最初の日 | Microsoft 365のホームで名前の下の表示を見て、聞く相手を書く。打たずに閉じる |
| 次の日 | 「使ってよいか・入れてはいけないもの」を聞く |
| OKが出たら | 緑の盾を確かめて「会議のメモを、あとで読み返しやすくするための見出しを5つ教えて」 |
| OKが出ない・聞く先が無い | 会社のパソコンでは打たない。家でChatGPTから(会社の中身は入れない) |



聞いてOKが出たら、会社の中でもボクに頼めるよ。待ってるね!
🚀 次の一歩:まず「会社のOKが出たか」で分かれます。
OKが出なかった人・聞く先が無い人 → ChatGPTの始め方|無料で登録して、最初の一言まで
OKが出て最初の一言を送れた人は、答えがずれたかどうかで進む先が分かれます。
ずれた人 → プロンプトの書き方|5つ覚えれば答えが変わります
ずれなかった人 → AIの使い道9場面|仕事と家で、毎週ある用事を1つ選ぶ
見た公式ページ(2026年10月4日)=表示の見分け方/緑の盾・名前の変更・Outlookの中のCopilot/無料版と会社の版の違い
※本記事は公開情報と、僕(さとる)が家のMacで画面を開いて確かめた内容に基づきます。
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