2026年8月31日 公開|2026年10月16日 更新
「AIに相談するのは慣れてきた。でも、作業を任せるって、何を任せればいいの?」
ハル「数が多い」か「手順が決まっている」用事なら、ボクたちに任せられるよ。最初は、作らせるだけにしてね。
先に答えです
任せられるのは、「数が多い」か「手順が決まっている」用事です。
最初は、下書きや一覧のように「作るだけ」の作業から渡します。
毎週の用事がまだ無い人は、先に相談する使い方から始めるほうが続きます。
なぜこの答えになるのかは、この先で順に見ていきます。
うちで実際に動いている例4つも、そのまま見せます。
明日やるのは1つ=任せたい用事を、スマホのメモか紙に書き出す(5分)。
書き出す欄は、下の結論の章にあります。
すぐ思いつかなければ、1日置いてからで大丈夫です。
このブログ「AIのイロハ」は、AIの使い方を5段に分けて案内しています。書いているのは僕、さとるです。
この記事は、5段目「AIを広げる」の1本目です。
📗 この記事でわかること
- 任せられる用事の見分け方(数が多い・手順が決まっている)
- 任せられる用事の6つの型と、家の用事で試せる頼み方の例
- 僕の家で実際に動いている例4つ
- 最初は「作るだけ」。
どこまで任せて、どこから自分でやるか - 明日書き出す4行のメモ
転記は、記録を別の表へ書き写すことです。
例えばですが僕の場合、毎月25日の夜9時になると、うちのパソコンの中で、家計簿の転記が始まります。
1か月ぶんの買い物の記録を読んで、項目ごとに仕分けて、表に書き込むところまで。
僕はその時間、パソコンの前にいません。
初めてこれが動いた日、感動と同時に正直ちょっとゾッとしました😱
この記事では、コードが書けない僕が実際にAIへ任せている仕事を、数字ごと全部見せます😌
ことわりがない限り、この記事は全部「作業を任せるAI(エージェント型)」の話です。
作業を任せるAI(エージェント型AI)は、頼んだ作業を最後まで自分で進めます。
これまでの相談するAI(チャット型)は、答えを返すところまででした。
2つの違いは、AIの種類|チャット型とエージェント型の違いにまとめています。
結論|「数が多い」か「手順が決まっている」なら任せられます
🎯 結論:見分け方は2つだけです。数が多い作業か、やり方が毎回同じ作業か。
どちらかに当てはまれば、たいてい任せられます。
数が多いか、手順が決まっているなら任せられる。最初は作るだけ。
明日やることは、これ1つです。
下の4行を、スマホのメモアプリか紙に書き写してください(5分)。
このページの☐には、印が残りません。
数が多い仕事(1つ): 手順が決まっている仕事(1つ): 先に任せてみるのは: 間違っても自分で気づける:☐
4行目の☐は、AIがまちがえても自分で気づける用事なら、印をつける欄です。
思いつかなければ、1日置いてからで大丈夫です。
書き出せたら、任せる前に、いつものChatGPTのチャットでこの1行を打って相談できます。
スマホにたまった写真を、あとで整理しやすいように分けたい。分け方の案を3つ出して
実際に任せるのは、パソコンにアプリを入れてからです。
無料のChatGPTでも、パソコンのアプリで試せます。無料版は、使える量や機能に制限があります(ChatGPTの料金=「デスクトップでの ChatGPT ワークへの制限付きアクセス」・2026年10月10日に確認)。
アプリの入れ方は、任せるAIの始め方にあります。
理由はかんたんです。数が多い作業は、やればできるのに、後回しになりがちです。
手順が決まっている作業は、一度教えれば同じように進められます。
どちらも、任せると「できあがったもの」が返ってきます。自分の時間を買うのに近い感覚です。
40代の僕が先に任せたいのは、時間はかかるのに頭は使わない作業です。
浮いた時間を、家族と過ごす時間に回したいからです。
逆に「その場で考えて決めること」は向きません。
何を大事にするかは、こちらが決めることだからです。
この線は、下の「どこまで任せるか」の章でくわしく引きます。


⚠️ 書き出したら、任せる前にもう1つだけ確かめてください
それは、間違っていても自分で気づけるものですか。
気づけないもの(数字の入った報告・社外に出す文書)は、まだ任せないでください。
逆に、間違っていたらすぐ分かるものから始めると、こわくありません。
渡すファイルや頼む中身は、「それが外に漏れたら、困る人がいるか」で決めます。
困る人がいるなら、渡しません。
例は、資料の下書きをAIに頼む記事の「AIに入れないもの」の章にあります。
仕事の用事は、会社の決まりを確かめてからにします。
分からないうちは、家の用事か自分のファイルの用事で試してください。



任せるものより、任せないものを決めるほうが先なんだね。
6つの型|任せられる用事は、こう分かれる
🎯 結論:任せられる用事は、6つの型に分かれます。
どの型も、家の用事か自分のファイルの用事で試せます。
どこまで動くかは、道具と用事しだいです。1回試した結果で決めてください。


型1|入れる・書き込む
調べた結果や渡した紙を、カレンダーや表に直接書き込むところまでやります。
- 学校からのお便りの日付を、家族の予定の一覧に入れる。
- 買い物のレシートを読んで、日付・店・金額の表にする。
- たまったメモを、日付ごとの一覧に入れ直す。
頼み方の例:「このお便りの写真を読んで、日付・行事・持ち物の3列の表にして」
型2|まとめて直す
1個ずつなら自分でもできる直しを、何十・何百か所いっぺんにやります。
- 名前がバラバラの写真を、「日付_場所」の形にそろえる。
- メモの中の「子供」「こども」のような書き方のばらつき(表記のゆれ)を、1つにそろえる。
- 散らかったフォルダの中身を、ルールを決めて分ける。


たまったスクリーンショット(画面の写真)や、名前がバラバラのファイル。
「数が多くて手をつけない」こういう山が、最初に任せる候補です。
頼み方の例:「このフォルダの写真を、撮った月ごとのフォルダに分ける案を作って。まだ動かさないで」
型3|調べて回る
検索するだけで終わらず、いくつものサイトを実際に開いて回り、結果を1枚にそろえます。
- 旅行の宿の空きと値段を、予約サイトまで見に行って比べる。
- スマホの料金プランを調べて、乗り換え候補を絞る。
- 子どもの習い事の候補を、公式サイトで月謝と曜日を見て並べる。
頼み方の例:「この3つの宿の公式サイトを見て、来月の土曜の空きと値段を1枚の表にして」
型4|作る
文章だけではありません。形のあるものが出てきます。
- 家族の当番表を、印刷できる形で作る。
- 1週間の献立と買い物リストを、1枚にまとめる。
- 自分のパソコンの中を点検する、小さな道具を作る。
頼み方の例:「「日付・用事・済んだか」の3列だけの、空の表を1つ作って」
型5|決まった時間に、自分から動く
頼んだときに動くのではなく、時間が来たら勝手に動きます。
- 毎朝、今日の予定と天気を1枚にまとめる。
- 毎週日曜に、1週間の献立の案を作る。
- 毎月決まった日に、家計簿の集計を始める(冒頭の話がこれです)。
⚠️ この型と次の型は、道具によってできる・できないが分かれます。
最初の1回には選ばないでください。



ここまで来ると「聞いたら答えるAI」とは、もう別の生き物でしょ?ボクたち、留守番もできるようになったんだ。
型6|申し込みの手前まで進める
スマホのプラン変更の入力や、申し込みの画面の入力。
こういう「画面に打ち込んでいく作業」も、進めてもらえます。
⚠️ 最後の確定だけは別の話です。下の「どこまで任せるか」の章で書きます。
僕の場合|うちで動いている例を4つ
🎯 結論:ここからの4つは、うちで実際に動いている例です。
型は上の6つと同じです。道具が違っても、用事の形は変わりません。
Claude Code(クロード・コード)は、Claudeの作業を任せる画面です。
有料プランに含まれます(Claudeの料金・2026年10月8日に確認)。
Codex(コーデックス)は、ChatGPTの作業を任せる画面の1つです。
下の「会社によっては」は、AIの会社によっては、という意味です。
前提をひとつ。僕はClaudeの「エージェント機能」(Claude Code・有料プランに含まれます)を使っています。
会社によっては無料で試せる道もあります(ChatGPTのCodexなど)。この記事では、道具の名前より「何が起きるか」を主役にしています。
例1|家族の予定274日ぶんを、カレンダーに入れた
僕はアプリ、妻は紙で管理していました。
散らばっていた家族の予定を共有するために、Googleカレンダーへ引っ越すことにした日の話です。
手でやったら、数日がかりの罰ゲームです。
まとめて頼んだら、274日ぶんが一気に入りました。
そして驚いたのが、僕と妻のGoogleカレンダーを共有する設定まで行えたこと😳
それぞれの予定について、色分けなども要望するとやってくれました。
僕がやったのは、元の予定表を渡すことと、見やすいように要望を伝えただけ。
チャット型なら「引っ越しの手順」を教えてくれて終わり。任せる型は、引っ越しそのものが終わります。
勤務表は、仕事のシフトの表です。
変更があった時も、「こう変わったから入力して」と説明するか、勤務表の写真を読み込ませるだけで入力し直してくれます。
例2|毎月かならず来る家計簿を、来なくした
僕は、マネーフォワード MEという家計簿アプリを使っています。
毎月の家計簿の転記は、毎月かならず来る面倒な作業でした。
いまは月に1回、決まった日に自動で走ります。
僕は翌朝、報告と仕分けの結果だけ確認します。
コツがひとつあります。最初の1回は、隣で一緒にやることです。
「これは食費」「これは水道光熱費」と判断の基準を渡します。すると翌月からその基準で動いてくれます。
💡 毎月来る作業は、「毎月頼む」から「1回教えて、あとは任せる」に変えられます。
ちなみに、家計の中身の話(何をどう見直したか)は、僕がもう一つ書いているブログのほうで書いています。
こちらでは「任せ方」だけ扱います。
例3|家族旅行の計画を、丸ごと組んでもらった
1泊2日の家族旅行の前、行き先の公式サイトと予約サイトを見て回ってもらいました。
出てきたのは、宿の空きと値段、施設の営業時間、当日に回る順番です。
部屋の指定をやめると安くなるプランまで見つけてきました。
最後は、電波がなくても開ける「しおり」のファイルにまとまりました。
⚠️ ただし途中で1回、もう終了していた施設を「おすすめ」として出してきました。
最後に公式サイトで確かめる工程だけは、外してはいけません。
例4|文書29本の直しを、まとめて。そして失敗した話
書式は、見出しの大きさや改行のような、文章の見た目の決まりです。
ブログの記事29本の書式を揃え直したときは、254か所の修正が数分で終わりました。
手でやっていた頃の自分に教えてあげたい速さです。
例えば、このブログでも途中までは一人称を「僕」ではなく「私」で表現していましたが、一言お願いしただけで、全記事を一気に変更してもらいました。
下に出てくる「アイ」は、このブログの相棒ロボット「ハル」の前の名前です。
ただ、この型では失敗もしています。
僕は実際に、置き換えてはいけない言葉まで置き換えてしまったことがあります。
「アイ」という名前を替えたら、関係のない言葉の中の「アイ」まで変わってしまったんです。
ですが、それも編集した後は添削も行うというルールを決めておくことで、AIが勝手にミスに気づいて修正してくれました。
どこまで任せるか|最初は「作るだけ」
🎯 結論:最初は作るだけ。消す・送る・申し込むは、慣れるまで渡さない。
「作るだけ」は、下書き・一覧・表のように、失敗しても捨てるだけで済む作業です。
元のファイルにはさわらず、新しいものを1つ作らせます。
僕はこの線を引いてから、こわさがなくなりました。
慣れてからの、僕の線
いまの僕の線はこうです。
調べる・下ごしらえ・入力まではAI。「進めていい」を決めるのは僕。
下ごしらえは、下調べや下書きのような準備のことです。


実際に任せてみると、意外なことに気づきます。
AIは勝手に暴走するどころか、かなりの頻度で「進めていいですか?」と許可を求めてきます。
最初のころは、これに戸惑いました。
何の許可を求められているのか分からないまま、OKを押すのが怖かったんです。
だから僕は、取り決めをひとつ作りました。「何をしようとしていて、何が起きるのかを、分かる言葉で説明してから聞いて」。
いまは「取り返しがつかないことだけ聞いて、あとは進めてOK」まで来ています。
この取り決めができてから、任せるのが一気にラクになりました。
スマホのプラン変更のときが、まさにこの形でした。
プラン探しも、申し込み画面の入力も、入力に間違いがないかの確認も、AI。
僕がやったのは、AIには操作できなかった一部の画面の入力。
それと、画面を見ながら「これで申し込もう」と決めることでした。
ボタンを押すのがAIでも僕でも、決める人は僕です。
最初の1回は、作るだけにしてください。
それでも、丸ごとは任せないもの3つ
- 💰 お金が確定する瞬間:申し込み・契約・支払い。
申し込む直前までにする。 - ❌ 消す操作:ファイルや記録の削除。
消してよい一覧を見てから、自分で判断する。 - 📣 外に出す操作:投稿や送信など、他人の目に触れるもの。
出る前に必ず自分で読む。
共通点は「取り返しがつかない」ことです。
元に戻せる作業なら、失敗しても学びで終わります。だから安心して任せられます。
つまずいてから決めたルール3つは、Claudeを使ってみたにまとめました。
できないことも、ふつうにあります
たとえば、ある投稿サービスの予約画面は、僕の環境ではAIが操作できませんでした。
文面はAIが作り、登録は僕が貼り付けています。
できる場所とできない場所は、やってみると分かってきます。
こういう人には、まだ向きません
🎯 結論:毎週の用事がまだ無い人は、先に相談する使い方から始めるほうが続きます。
⚠️ こういう人には向きません
- 毎週の用事が、まだ1つも無い人。
先にAIの使い道9場面で、相談する使い方を1つ持ってください。 - 「漏れたら困る人がいるか」を考えずに、仕事のファイルを渡したい人。
確かめるまでは、家の用事か自分で作った見本で試してください。 - 最初から、消す・送る・申し込むを任せたい人。
間違えたときに戻せません。
Copilot(コパイロット)は、マイクロソフトのAIです。会社で契約していることが多いものです。
会社が契約しているAIは、扱いが違うことがあります。くわしくはCopilotの始め方にあります。
任せる前の3つ|こわさと欠点について
🎯 結論:「AIエージェント」で調べている人がよく気にする質問です。
Q. AIに任せることの欠点は、何ですか?
A. いちばんの欠点は「間違いに気づけなくなること」です。
自分でやっていれば途中で違和感が出ます。
でも、任せると結果だけが返ってきます。
だから、間違っていたらすぐ分かるものから渡してください。
Q. パソコンが苦手でも、任せられますか?
A. 任せられます。ただし最初の設置だけは、少し手間です。
頼むところは日本語の会話なので、コードは1行も書きません。
入れる操作は最初の1回だけです。あとは会話です。
Q. 間違ったことをされたら、元に戻せますか?
A. 戻せないものもあります。だから最初は「作るだけ」を渡してください。
くわしくは、「どこまで任せるか」の章に書きました。
まとめ|任せ方の早見表
🎯 結論:数が多いか、手順が決まっているなら任せる。最初は作るだけ。取り返しがつかない瞬間は、自分が持つ。
| 仕事の型 | 家の用事なら | 慣れてからの任せ方 |
|---|---|---|
| 入れる・書き込む | お便りを予定の一覧に | 全部。あとでいくつか選んで確かめる |
| まとめて直す | 写真の名前をそろえる | 実行前に変更一覧を見る |
| 調べて回る | 宿の空きと値段 | 全部。最後だけ公式で確かめる |
| 作る | 当番表・献立 | 全部。使って直す |
| 時間が来たら動く | 毎朝の予定まとめ | 全部。報告だけ読む |
| 申し込む | プラン変更の入力 | 入力まで。確定は自分 |
🚀 次の一歩:任せる用事が決まったら、試す前に、こわさとルールを先に知っておきます。
→ Claudeを使ってみた|画面が勝手に動いて、ゾッとした話
📝 この記事に、広告のリンクはありません。下の決まり文句は全記事に入れています。
※本記事は公開情報と僕(さとる)の使用経験に基づく内容です。
各AIツールの仕様・料金は頻繁に更新されるため、契約前に必ず公式サイトで最新情報をご確認ください。
本記事には広告(アフィリエイトリンク)を含む場合があります。









コメント