AIは今、戦国時代|新しいのが出ても、乗り換えなくていい理由

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AIは今、戦国時代|新しいのが出ても、乗り換えなくていい理由

2026年9月10日 公開|2026年10月15日 更新

この記事は、AIのイロハの階段の1段目「AIを知る」の記事です。
もうAIを使っていて、新しいAIのニュースに迷う人に向けて書きました。

「またすごいAIが出たらしい。いま使っているAIは、もう古い?」
「乗り換えたほうがいいの?」
この2つに、1本で答えます。

先に答えをお伝えします。
乗り換えなくて大丈夫です。場面で持ち替えるのは、どんどんやって大丈夫です。

持ち替えるとは、いまのAIを続けたまま、場面によって別のAIも開くことです。
乗り換えるとは、いまのAIをやめて、別のAIに移ることです。
発表の数字は、誰が測ったか・条件は同じか・自分の場面か、の3つで読みます。

まだAIを使っていない人は、先にAIの選び方で最初の1本を決めてください。

📗 この記事でわかること

  • 乗り換えなくていい理由と、持ち替えとの違い
  • 2026年9月に起きたことと、無料の人の画面
  • 発表の数字を読む3つの目
  • 乗り換えると、何を持っていけないか
  • 新しいAIのニュースで焦ったときの3つ

目次

結論|乗り換えなくていい。持ち替えるのはいい

🎯 結論:新しいAIが出ても、乗り換えなくて大丈夫です。
場面で持ち替えるのは、どんどんやって大丈夫です。

新しいAIが出ても、乗り換えなくて大丈夫。場面で持ち替えるのはいい。発表の数字は3つの目で読む
新しいAIが出ても、乗り換えなくて大丈夫。場面で持ち替えるのはいい。発表の数字は3つの目で読む

順位は入れ替わる。乗り換えると、使ってきた会話は持っていけない。

新しいAIのニュースで焦ったときにやることを、3行にしました。

✏️ スマホのメモアプリか紙に、この3行を書き写してください(2分)。
このページの欄には書けません。

①新しいAIは、無料の範囲で調べものだけ試す
②いまのAIに「覚えていることを見せて」と聞く
③ニュースは「無料で使えるか・いくらからか」だけ読む

②は、いま打たなくて大丈夫です。
新しいAIのニュースで迷ったときに、やることです。

乗り換えなくていい理由は、3つです。

  • 順位は、すぐ入れ替わる。
    2026年9月には、1か月で2回入れ替わりました。
  • 発表の数字は、各社が自分で測ったもの。
    自分の場面の点ではありません。
  • 乗り換えると、使ってきた会話は持っていけない。
    伝え直す手間が、乗り換えの重さです。
ハル

新しいボクが出ても、いまのボクで足りてるなら、そのままでいいんだよ


2026年9月に起きたこと|2社が続けて発表した

🎯 結論:点数の順位は入れ替わりました。
でも、無料の人の画面は、何も変わりませんでした。

9月に、ClaudeとChatGPTの会社が、続けて新しいモデルを発表しました。
モデルは、AIの中身(頭脳)のことです。
点数の順位が入れ替わりました。

  • 9月1日|Claudeの新しいモデル「Claude Fable 5.1」
  • 9月3日|ChatGPTの新しいモデル「GPT-6 Astra」
  • 9月22日|Claudeの主力のモデルが「Opus 5.5」に

新しいモデルは有料の人向けで、無料版では使えません。
GPT-6 Astraは、有料のPlusから使えます。

出典:OpenAIの公式ヘルプと料金ページ(2026年10月15日に確認)。

ハル

発表の日に変わるのは、たいてい有料の人の、しかも専門的な作業のほうなんだ。

2026年9月に起きたこと。新しいモデルで点数の順位が入れ替わった。でも、無料の人の画面は、何も変わらなかった
2026年9月に起きたこと。新しいモデルで点数の順位が入れ替わった。でも、無料の人の画面は、何も変わらなかった

発表の数字は、どう見るか

🎯 結論:数字は参考になります。
でも決め手にするには、3つの目で読みます。

2026年9月の数字を、1つ例にします。
プログラムを書いて作業を進める、というテストの点です。

9月3日のGPT-6 Astraは、57.9%でした。
9月1日のFable 5.1は、55.8%です。

9月22日のOpus 5.5は、66.4%でした。
また入れ替わりました(同じテストの表・9月22日の発表)。

どのテストを載せるかは、発表する会社が選んでいます。

数字の出典:Anthropicの9月22日の発表の表。
GPT-6 Astraの点は、OpenAIが発表した点だと注記されています。
2026年10月15日に確認。

ここから、数字を見る3つの目です。

  • 誰が測ったか=自分の会社が測った数字か
  • 条件は同じか=同じ条件で測った点か
  • 自分の場面か=自分が毎日やっている作業の点か
発表の数字を見る3つの目。誰が測ったか、条件は同じか、自分の場面か
発表の数字を見る3つの目。誰が測ったか、条件は同じか、自分の場面か

同じテストでも、測るときの条件は会社ごとに違います。
Anthropicは、安全のしかけを入れたまま測っています(9月1日の発表)。

9月22日の発表では、Anthropic自身が、こんな意味のことを書いています。

この水準になると、テストの点差は、実際の差の目安になりにくくなった。
(英語の発表の要旨を訳しました)

だから、3つ目がいちばん大事です。
テストの中身はプログラムなどで、メールの下書きや要約の点ではありません。
自分が毎日やっていることの点は、発表の表には載っていません。


持ち替えるのはいい|乗り換えると、会話は持っていけない

🎯 結論:持ち替えると乗り換えるは、別のことです。
持ち替えは、どんどんやって大丈夫です。

僕はふだん、場面ごとに違うAIを開いています。
調べものはこれ、文章を直すのはこれ、という具合です。
これは「持ち替える」で、どんどんやっていいこと。
それぞれのAIに覚えさせたことは、それぞれに残ります。
→ 僕の持ち替えのルールは AIの使い分け|1本で始めて、困った場面だけ足す に書きました。

乗り換えると、これまでの会話の履歴は持っていけません。
同じ1本を使い続ければ、その会話はそのまま使えます。

もう1つ増えるのは、伝え直す手間です。
呼び方のクセ、いつもの頼み方、自分の事情を、新しいAIにもう一度伝えます。

僕は新しいニュースに一喜一憂し、1年で4回乗り換えた経験があります。
どれだけ優秀な秘書がいても、初対面では細かい指示が必要になりますし、その秘書の性格や能力をこちらも把握できません。
AIもこれと同じです。
乗り換えるたびに「前のAIには言わなくても分かってもらえたこと」を、ゼロから説明し直す時間が、いちばんの損でした😅

持ち替えるは、場面によって別のAIも開くこと。乗り換えるは、いまのAIをやめて別のAIに移ること。これまでの会話の履歴は持っていけない
持ち替えるは、場面によって別のAIも開くこと。乗り換えるは、いまのAIをやめて別のAIに移ること。これまでの会話の履歴は持っていけない

ニュースが出るたびに乗り換えを検討するのではなく、自分に合った性格のものを使うくらいで大丈夫です。
まずは無料の範囲でいろいろ触ってみましょう。
明らかに優れたAIが出るなど、乗り換えを検討するタイミングがくれば、この記事で紹介します😊

→ ちょっと無料が物足りなくなった方は、 ChatGPTは月20ドル?日本では3,000円|課金の判断軸 を参考にしてみてください。


AIは、育てるもの

🎯 結論:同じ1本を使い続ければ、覚えさせたことは、そのまま使えます。
中のモデルが新しくなっても同じです。

僕はAIを「超優秀な秘書」だと思っています。
どれだけ優秀でも、こちらの仕事のやり方は知らない。
ですが、教えていくと覚えてくれます。
だから育てていく前提で付き合い、最終的に頼れる相棒にするという感覚です。
→ Claudeを使ってみた|画面が勝手に動いて、ゾッとした話

新しいモデルが出るというのは、この秘書がさらに賢くなるということです。
研修を受けて、賢くなって戻ってくるようなもの。
中身は新しくなるけれど、あなたが渡した引き継ぎメモや決めごとは消えません。
同じAIを使い続けていれば、教えたことも、決めたルールも、賢くなった頭でそのまま使ってくれます。

無料の人に届く時期は、会社しだいです。
届くまでも、教えたことはそのまま使えます。

だから、順位が入れ替わるニュースは「あの秘書が、また賢くなったけど、すぐうちの秘書も賢くなるだろう」くらいで読めばいい。
一喜一憂して担当を替える必要は、ないんです😊

40代の会社員の僕なら、こう考えます。
新しいAIを毎回試すより、いまの1本に仕事のやり方を覚えさせ続けるほうが得です。
仕事と家族の用事で、平日に自由に使える時間は多くないからです。

新しいモデルは、研修を受けて、賢くなって戻ってくるようなもの。同じAIを使い続けていれば、教えたことも、決めたルールも、そのまま使ってくれる
新しいモデルは、研修を受けて、賢くなって戻ってくるようなもの。同じAIを使い続けていれば、教えたことも、決めたルールも、そのまま使ってくれる
ハル

ボクたち、中身が新しくなっても、教えてもらったことは覚えたままなんだ。


ニュースを見て焦ったときの3つ

🎯 結論:冒頭のメモの3つを、くわしく書きます。

ニュースを見て焦ったときの3つ。新しいAIは無料の範囲で調べものだけ試す、いまのAIに覚えていることを見せてと聞く、ニュースは無料で使えるか・いくらからかだけ読む
ニュースを見て焦ったときの3つ。新しいAIは無料の範囲で調べものだけ試す、いまのAIに覚えていることを見せてと聞く、ニュースは無料で使えるか・いくらからかだけ読む
  • ①新しいAIは、無料の範囲で調べものだけ試す
  • ②いまのAIに「覚えていることを見せて」と聞く
  • ③ニュースは「無料で使えるか・いくらからか」だけ読む

①は、よければ持ち替え先が1つ増えるだけです。
②のメモリは、AIが覚えている、こちらの好みや事情の一覧です。
乗り換えると、ここに積み上げた分を伝え直すことになります。

②で聞くときは、こんな頼み方です(いま打たなくて大丈夫です)。

💬 頼み方の例

あなたが僕について覚えていることを、箇条書きで見せて

💡 3つ目は、このブログが引き受けます。
大きな発表があったら、「読者の画面で何が変わるか」に直して書くのが、僕の役目だと思っています🔍

大きな発表のあとの話は、AIニュースにまとめています。


競い合っている2社は、どんな会社か

🎯 結論:同じ根っこから分かれた2社で、考え方が違います。
ここからは、上の答えの材料です。

今はいろんな会社がAIの開発に力を入れています。
そんな中でも、特に有名であり、競い合って進化している会社が2社あります。
最近ではこの2社の覇権争いが過激になってきており、世間を騒がせていますが、なんとこの2社、元は同じ会社にいた人たちなんです😳

OpenAIは、2015年に生まれた会社です。
2022年11月に、ChatGPTを出しました。

Anthropicは、2021年に、OpenAIにいた人たちが作った会社です。
安全を最優先にすると掲げています。

僕はClaudeをメインで使用していますが、理由の一つとしてこの理念に共感した部分があります。

だから、各社が出す数字は、各社の考え方で選ばれています。
数字の見方の「誰が測ったか」は、ここにつながります。

同じ根っこから分かれた2社で、考え方が違う。各社が出す数字は、各社の考え方で選ばれている。誰が測ったかにつながる
同じ根っこから分かれた2社で、考え方が違う。各社が出す数字は、各社の考え方で選ばれている。誰が測ったかにつながる

3人の秘書|僕の実感で見る、性格の違い

🎯 結論:ここは、毎日使っている僕の実感です。
僕は毎日のようにAIを使っているので、性格をいちばん重視しています。

ここから先、AIを「会社から派遣されてきた秘書」にたとえて話します。
ChatGPT・Claude・Geminiは、それぞれ違う会社から来た3人の秘書。

僕の実感で、3人を人にたとえるとこうなります。

ChatGPT は、曖昧な頼み方でも「分かりました」と、とにかく形にしてくれる積極派です。
どのAIでも間違うことがありますが、自信満々に間違えます😅
基本的に肯定的で、寄り添った回答を出してくれます。

Claude は、「確かめてから出す家」の性格で、丁寧で言い過ぎません。
こちらの事情を汲んでから返してくるので、相談相手として落ち着きます。
慎重すぎて、ときどき「それはお答えできません」と断られるのも、このAIの性格です。

Gemini は、Google の性格で、短くテキパキ。
じっくり議論するより、「調べておいて」と頼んだときに気持ちよく動く実務派です。

性格の違いを知る材料として読んでください。
最初の1本を選ぶ話は、AIの選び方に書いています。


よくある疑問|移し方・無料の人・見直す時期

🎯 結論:会話は移せません。見直すのは、困ったときと、明らかに優れたAIが出たときです。


Q. 乗り換えたいときは、どうやって移すんですか?

A. 会話の履歴は、持っていけません。
新しいAIには、最初から話しかけることになります。
覚えさせた好みを移す方法は、AIの解約と乗り換えに書いています。


Q. 新しいモデルは、無料の人にも来ますか?

A. 来ることもありますが、時期は読めません。
Claudeの主力のモデルは、9月22日に「Opus 5.5」になりました。
それでも、無料プランで使えるのは、SonnetとHaikuのままです。

SonnetとHaikuは、どちらもClaudeのモデルの名前です。
Opusは、有料のProから使えます。
出典:Claudeの料金ページ(2026年10月15日に確認)。

Googleの「Gemini(ジェミニ)」は、9月の発表には名前が出てきません。
それでも、無料で使う人の選択肢は、この3つのままです。

Geminiにも、使える量の上限があります。
上限は、5時間ごとに戻ります(週ごとの上限もあります)。
出典:Geminiの公式ヘルプ(2026年10月15日に確認)。


Q. どのくらいの間隔で、見直せばいいですか?

A. 期間で決めなくて大丈夫です。
見直すのは、いまの1本で困ったことが出たときです。
困っていなければ、そのまま使ってください。

もう1つは、明らかに優れたAIが出たとき。
そのときは、この記事でお知らせします。

見直すのは、いまの1本で困ったことが出たときと、明らかに優れたAIが出たとき。困っていなければ、そのまま使う
見直すのは、いまの1本で困ったことが出たときと、明らかに優れたAIが出たとき。困っていなければ、そのまま使う

こういう人には、向きません

🎯 結論:いまの1本で、もう困ったことが出ている人には向きません。

⚠️ こういう人には向きません

  • いまの1本で、できなくて困ったことが、もう出ている人。
    その人に要るのは、乗り換えではなく、2本目を足すことです。
    足し方は、AIの使い分けに書いています。

まとめ|順位は入れ替わる。使ってきた会話は、持っていけない

🎯 結論:新しいAIが出ても、乗り換えなくて大丈夫です。
場面で持ち替えるのは、どんどんやって大丈夫です。

発表の数字は、誰が測ったか・条件は同じか・自分の場面か、で読む。
見直すのは、いまの1本で困ったことが出たときと、明らかに優れたAIが出たとき。
困っていなければ、同じ1本を使い続ける。

AIの世界で大きな動きがあったときは、この記事に戻ってきてください。

ハル

新しい仲間が出ても、慌てなくて大丈夫。いまのボクに、今日も同じように話しかけてね!

🚀 次の一歩:困った場面が出たときの、2本目の足し方です。
5段目「AIを広げる」のAIの使い分けに並べました。

そもそもAIとは何かは、AIとは?何ができる?に書いています。

この記事で確かめた公式ページ(2026年10月15日)
Anthropicの発表(9月1日):Introducing Claude Fable 5.1 and Claude Mythos 5.1
Anthropicの発表(9月22日):Introducing Claude Opus 5.5
OpenAIの公式ヘルプ:ChatGPT の GPT-6 とその他のモデル
ChatGPTの料金ページ(比較表のGPT-6 Astraの行)
Claudeのプランと料金
Geminiの公式ヘルプ:Gemini アプリの使用量上限とアップグレード

📝 この記事に、広告のリンクはありません。下の決まり文句は全記事に入れています。


※本記事は公開情報と僕(さとる)の使用経験に基づく内容です。
各AIツールの仕様・料金は頻繁に更新されるため、契約前に必ず公式サイトで最新情報をご確認ください。
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この記事を書いた人

さとる(40代・5人家族)

非エンジニアです。調べものは Perplexity と Gemini、文章を書くのは Claude、画像づくりは ChatGPT(手直しは Canva)。1本に絞らず、やりたいことで持ち替えて使っています。

「ちょっと先を歩いている同じ立場の人」として、AIの選び方・任せ方を発信しています。

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