AIの使い分け|5つを場面で持ち替える僕のルール

AIは、持ち替えて使う|調べる・書く・相談・画像・資料(AIのイロハのアイキャッチ)

2026年8月25日 公開|2026年9月2日 更新

この記事は、AIのイロハの階段の2段目「AIを選ぶ」の記事です。
「結局どれがいちばんいいの」と迷っている人のために書きました。

先に答えをお伝えします。
僕は「1本に決める」のをやめました
いまは5つを、やることに合わせて持ち替えています。
そのほうが、うまい答えが早く返ってくるからです。

ハル

5つも!? 初心者には多すぎない?

いきなり5つ用意する必要はありません。
全部、無料の範囲で使えるものですし、増やすのは困ったときで十分です。
この記事では、僕が「どの場面でどれを開いているか」をそのまま並べます。
自分に必要な行だけ拾ってください。

📗 この記事でわかること

  • やること別に、どのAIを開けばいいかの早見表。
  • 5つそれぞれを選んでいる理由(好みではなく、できることの差)。
  • よく見かける説明のうち、もう古くなったもの3つ。
  • 1本目から2本目へ、無理なく増やす順番。
  • AIが混んで遅くなる時間帯の予測(時差から組み立てました)。

目次

結論|1本に決めるより、場面で持ち替えるほうがラクです

🎯 結論を3行でお伝えします。

  • AIは「どれがいちばん賢いか」より、どの場面で開くかで結果が変わります。
  • 僕の持ち替えは5つ。
    調べもの・書く・相談・画像・資料で分けています。
  • どれも無料で始められます。
    お金より先に、使い分けを覚えるほうが効きます

僕がふだん開いているものを、そのまま表にしました。

やること開くAI選んでいる理由
調べものPerplexity・Geminiいまのウェブを見て、出典のリンクつきで返す
文章を書くClaude日本語が自然で、長い文章の筋道が崩れにくい
相談するClaude・ChatGPT答えより、考えを整理する相手として
画像をつくるGemini・ChatGPT得意な絵がはっきり分かれる
デザイン・資料Canva出したあとに、自分で文字とレイアウトを直せる

ここから先は、この5行をひとつずつ開いていきます。

調べる・書く・相談する・画像・資料の5つの場面で開くAIを変える図
やることが決まれば、開くものも決まります。

調べもの|Perplexity と Gemini(いまのウェブを見に行く)

🎯 結論:最新のことを調べるときは、ウェブを見に行くタイプのAIを開きます。

覚えている知識で答えるAIと、いまのウェブを見て出典つきで答えるAIの違い
同じ質問でも、ウェブを見に行くかどうかで答えが変わります。

AIには、覚えている知識だけで答えるものと、その場でウェブを検索してから答えるものがあります。
新しい話題ほど、後者でないと噛み合いません。

Perplexityは、この用途に振り切ったAIです。
返ってきた答えには出典へのリンクがつきます
文章のどこがどのページから来たのかを、番号をたどってそのまま開けます。
僕はこの確認のしかたに慣れてしまって、調べものはここから始めるようになりました。

Geminiも調べものに強く、Googleの検索結果をふまえて返してくれます。
僕は「ざっと知りたいだけ」ならGemini、「あとで人に見せる情報」ならPerplexity、と分けています。

⚠️ リンクがついている=正しい、ではありません
出典が出るのは「どこから持ってきたか」が分かるということで、内容の保証ではありません。
古いページを引いていることもあります。
大事な数字は、リンクを開いて自分の目で確かめる
ここだけは人間の仕事として残ります。


文章を書く|Claude(日本語の自然さと、長さへの強さ)

🎯 結論:まとまった文章を書くときは、僕はClaudeを開きます。

理由は2つあります。
ひとつは日本語が自然なこと
他のAIだと、意味は合っているのに「翻訳したみたい」な言い回しが残ることがあります。
もうひとつは長い文章でも筋道が崩れにくいことです。
前半で言ったことを、後半でひっくり返しにくい。

使い方はかんたんで、自分で書いた下書きをまるごと貼って「読みやすく整えて」と頼むだけです。
ゼロから書かせるより、この使い方のほうが自分の言葉が残ります。

ハル

でも、それってさとるの好みじゃないの?

その通りです。
ここは料金や機能のような事実ではなく、読んだときの感じ方の話です。
文章の好みは人によって違うので、同じ下書きを2つのAIに貼って読み比べるのがいちばん早いと思います。


相談する|Claude と ChatGPT(答えより、考えを整理する相手)

🎯 結論:迷っていることは、結論をもらうためではなく、考えを出しきるために投げます。

たとえば、こんな相談をしています。

  • 言いにくい内容のメールを、角が立たない書き方にしたい。
  • やることが多すぎるので、順番をつけたい。
  • この決め方で見落としがないか、反対の意見も出してほしい。

ChatGPTは先回りして提案してくるタイプ、Claudeはこちらの言い分をよく聞いてから返すタイプ、というのが僕の感じ方です。
急いで案がほしいときはChatGPT、じっくり考えたいときはClaudeを開きます。

コツは、いい質問をしようとしないことです。
「うまく言えないんですが」と前置きしてそのまま書くほうが、結果として噛み合います。


数字と長い資料|ChatGPT と Gemini(ファイルごと渡してしまう)

🎯 結論:手で打ち直さず、ファイルをそのまま渡すのがいちばん速いです。

ChatGPTには、表計算のファイルをそのまま読ませて「気になる傾向を挙げて」と頼めます。
自分では気づかなかった見方が出てくることがあり、たたき台としては十分に使えます。

Geminiは、長い資料をまるごと読ませたいときに開きます。
さらにGeminiは、Googleのサービスの中身をそのまま読めます
Gmail・Googleドキュメント・Googleドライブ・Googleカレンダーの中から、必要なものを探して要約させられます。
僕は「先週のやり取りを3行でまとめて」「あの資料を探して要点だけ教えて」という頼み方をよくします。
いちいち開いて探して貼りつける手間が、まるごと消えます。
ふだんGmailとドライブで仕事をしている人には、ここがいちばん効きます。

⚠️ 出てきた数字は、そのまま信じないでください
AIは計算や集計を間違えることがあります。
しかも、もっともらしい顔で間違えます。
合計や件数など、判断に使う数字は自分でも確かめてください。
AIが嘘をつく(ハルシネーション)の正体と対処


画像をつくる|Gemini と ChatGPT(得意な絵が分かれます)

🎯 結論:どちらでも作れます。
ただし得意な絵がはっきり違います

僕は同じ指示文を両方に貼って、出てきた絵を並べてみました。
この目で見て分かったことは3つです。

  • 日本語の文字は、どちらも崩れませんでした
    「AIは日本語が苦手」はもう当てはまりません。
  • 文字入りの画像や、かんたんな図解はChatGPTのほうが整っていました。
  • 写真らしさ、質感の生々しさはGeminiのほうが上でした。

実物を6枚並べて比べた記事があります。
自分の目で見たほうが早いです。
Gemini vs ChatGPT|同じ質問を3つ投げて答えを比べました

💡 ここであえて書かないことがあります。
画像を作っている仕組みの名前です。
中身は入れ替わるので、名前で覚えると、次の入れ替えでまるごと古くなります。
覚えるなら「どちらが何に強いか」だけで足ります。


デザイン・資料をつくる|Canva(出したあとに直せるのが決め手)

🎯 結論:見せるための資料は、AIに全部やらせずCanvaを開きます。
理由は出したあとに、自分で直せるからです。

まるごと頼み直すのか、ここだけ直せるのか(Canvaの強み)
「まるごと」か「ここだけ」か。ここが資料づくりの分かれ目です。

プレゼンの資料、SNSに載せる画像、お知らせのチラシ。
こういうものは「だいたいできた」では終わりません。
文字を1つ差し替えたい、この行だけ大きくしたい、という直しが必ず出ます。

Canvaでは、文字も写真もばらばらの部品として置かれています
だから、気に入らないところだけをつかんで動かせます。
テンプレートをAIに出させたあとでも同じです。

さらに、写真や画像の「ここだけ」を直せます
消したいものはブラシでなぞれば消えますし、なぞったところを別のものに描き替えることもできます。
僕はこれをいちばんよく使います。
画像をまるごと作り直さずに済むからです。

Canvaの中でAIに画像を作らせることもできるので、作る→気になるところだけ直すを、同じ画面で続けられます。

いっぽう、チャットで画像を作るタイプのAIは、出てきた1枚をそのまま受け取る形です。
「ここだけ直して」と頼み直すと、全体の雰囲気まで変わってしまうことがあります。
仕上げまで自分で握りたい資料は、Canvaに寄せたほうが早いというのが僕の結論です。

ハル

なるほど!「作る力」じゃなくて「直せるか」で選んでるんだね。

そうです。
仕事で使うものほど、直す回数のほうが多くなります。
だから僕は、人に見せる資料だけはCanvaに寄せています。


混んで遅くなる時間帯|時差から予測してみました

🎯 結論:混む時間帯はどの会社も公表していません
ただし、材料をそろえれば見当はつきます。
日本時間の午前中がいちばん空きやすく、夜10時〜深夜2時が重なりのピークという予測になりました。

AIは、使う人が集まると返事が遅くなります。
同じ質問なのに待たされる、書きかけで止まる。
僕も何度もありました。

では何時が重いのか。
調べてみると、書いてあることが記事ごとにバラバラでした。
「昼休みの12時台」「夕方の14時〜18時」「夜の18時〜22時」。
どれも根拠は示されていません。
理由ははっきりしていて、各社が「何時が混むか」を公表していないからです。

そこで、自分で組み立ててみました。
材料は2つです。


材料1|どこの国の人が多いのか

アクセス調査会社のSimilarwebの推計(2026年5月時点)では、ChatGPTへの訪問はこの順でした。

訪問の割合
アメリカ約18.5%
インド約9.8%
ブラジル約5.6%
日本約4.2%
イギリス約3.9%

日本は4番目です。
つまり日本が寝ている間も、世界のどこかがAIを使い続けているということになります。


材料2|その国の「昼」は、日本の何時か

それぞれの国の日中(朝9時〜夕方6時)を、日本時間に置き直します。

その国の日中を日本時間にすると
日本朝9時〜夕方6時
インド昼12時半〜夜9時半
イギリス夕方5時〜深夜2時
ブラジル夜9時〜朝6時
アメリカ東部夜10時〜朝7時
アメリカ西部深夜1時〜午前10時

組み立てた結果|日本時間の一日

この2つを重ねると、こうなります。

日本時間そのとき昼なのは混み具合の予測
朝9時〜昼12時半日本だけ🚀 いちばん空きやすい
昼12時半〜夕方5時日本・インドふつう
夕方5時〜夜9時日本・インド・イギリス混みはじめ
夜9時〜深夜1時イギリス・ブラジル・アメリカ東部+日本の夜⚠️ 重くなりやすい
深夜1時〜2時上に加えてアメリカ西部も⚠️ 重なりの頂点
深夜2時〜朝7時ブラジル・アメリカ東西日本は寝ていても世界は昼

「朝は軽い」とよく言われますが、その理由がこれで説明できます。
日本の午前中は、欧米が寝ている時間だからです。
逆に、日本人がいちばん使いたい夜の時間帯は、世界でもいちばん人が集まる時間帯と重なっています。

💡 急ぎの作業をAIに任せたい日は、前の晩ではなく、朝いちばんに回す
これだけで待ち時間が変わるはずです。

⚠️ これは予測です。
事実として書いているわけではありません

根拠は「国別の訪問割合」と「時差」の2つだけで、各国の日中を朝9時〜夕方6時と仮に置いています。
国によって生活時間は違いますし、実際に重くなるかどうかは、そのときのサービス側の設備で決まります。
設備が増えれば、重なっても軽いままです。
本当に確かめたいときは、公式の稼働状況ページを見てください。
障害が起きているときは、ここに出ます。
・ChatGPT:status.openai.com
・Claude:status.anthropic.com
・Gemini:Google Workspace ステータス ダッシュボード
※上の時差は2026年8月時点です。
欧米は夏と冬で時計を1時間ずらすため、季節によって前後します。

そして結局、いちばん早いのは持ち替えです。
混雑はサービスごとに起きるので、全部が同時に重くなることはめったにありません。
開けるものが1つしかないと、ただ待つしかない。
2つ目があるだけで、待ち時間がなくなります
お金を払えば優先してもらえる場合もありますが、持ち替えるだけなら無料です。


よく見る説明のうち、もう古いもの3つ

🎯 結論:AIの記事は去年の常識がそのまま残っていることがあります。
僕が最近つまずいた3つを置いておきます。

1. 「AIは日本語の文字が苦手」
少し前まで、画像に日本語を入れると崩れるのが当たり前でした。
いまは崩れません。
上に書いたとおり、同じ指示で両方に作らせて確かめました。
この一文が根拠になっている記事は、いったん疑って読むのが安全です。

2. 「画像づくりといえば、あの名前」
画像を作る仕組みは、何度も入れ替わっています。
名前で覚えていると、その名前が消えたときに何も分からなくなります。
覚えるのはやることのほうです。

3. 「必ず出典を出してくれる」
「必ず」とまでは言えません。
公式に書かれているのは、答えに出典のリンクがつくというところまでです。
確かめるのは自分、という前提は変わっていません。

⚠️ 古い説明の見分け方
いちばんかんたんなのは、いつの情報か書いてあるかを見ることです。
日付がない記事、点検した日が書かれていない記事は、書かれた当時のまま止まっている可能性があります。
AIの話題では、半年で前提がひっくり返ります。


5つ全部そろえなくていい|増やす順番

🎯 結論:まず1本です。
2本目は、自分が困ったときに決まります。

最初の1本は、迷ったらChatGPTで大丈夫です。
無料で、スマホでも使えて、文章も相談も画像もひととおり触れます。
ここで「AIってこんな感じか」がつかめます。

2本目は、自分から探しにいかなくて構いません。
使っているうちに、こういう不満が出てきます。

  • 最新のことを聞くと、話が噛み合わない → 調べもの用(Perplexity)を足す。
  • 長い文章を頼むと、途中から話がずれる → 書く用(Claude)を足す。
  • できた画像の文字を直したいのに直せない → Canvaを足す。
  • 資料やメールをまとめて読ませたい → Geminiを足す。

この順番なら、覚えることは一度に1つだけです。
不満が出てから足すほうが、なぜそれを使うのかを忘れません。

ハル

ボクも、まず1本から! 困ったら足せばいいんだね。

どれも無料の範囲で始められます。
お金の話は、無料で足りなくなってからで間に合います。


まとめ|こんなときは、これを開く早見表

この記事の結論を、1枚にまとめます。

こんなとき開くAIひとこと
最新のことを知りたいPerplexity出典のリンクをたどって自分で確認
ざっと調べたいGemini検索の延長として気軽に
文章を整えたいClaude下書きを丸ごと貼るのが早い
考えを整理したいClaude・ChatGPTうまく言えないまま投げてよい
表のデータを見てほしいChatGPT数字はあとで自分でも検算
長い資料・Gmailの中身Geminiまるごと読ませて要約させる
画像を作りたいChatGPT・Gemini文字入りと図解/写真らしさで選ぶ
人に見せる資料を作りたいCanva出したあとに直せるのが決め手
返事が遅い・止まる別のAI待たずに同じ質問を投げ直す

この表は、僕がいま実際にやっている持ち替え方です。
半年後には変わっているかもしれません。
そのときは、この記事も書き直します。
使い分けは、覚えるものではなく、育てるものだと思っています。

📝 新しいAIが出るたびに乗り換えなくていい理由は、AIは今、戦国時代|新しいのが出ても、乗り換えなくていい理由 に書きました。

🚀 次の一歩:持ち替えの前に、まず1本を動かすところからです。
ChatGPTの始め方|スマホで5分、無料のままで使えます

ここが階段の2段目です。
「そもそもどれを1本目にするか」から決めたい人は、同じ段のこちらへ。
AIの選び方|はじめての1本は無料で決める


※本記事は公開情報と僕(さとる)の使用経験に基づく内容です。
各AIツールの仕様・料金は頻繁に更新されるため、契約前に必ず公式サイトで最新情報をご確認ください。
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この記事を書いた人

さとる(40代・5人家族)

非エンジニアです。調べものは Perplexity と Gemini、文章を書くのは Claude、画像づくりは Gemini と ChatGPT。1本に絞らず、やりたいことで持ち替えて使っています。

「ちょっと先を歩いている同じ立場の人」として、AIの選び方・任せ方を発信しています。

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