ハルシネーションとは|AIの嘘を、3つで見抜く

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AI ハルシネーション|正体と対処(AIのイロハのアイキャッチ)

2026年7月23日 公開|2026年10月15日 更新

この記事は、AIのイロハの階段の1段目「AIを知る」の記事です。
「ハルシネーション」という言葉で調べた人に向けて書きました。
AIの答えをどこまで信じていいか、迷っている人にも向けています。

「AIが、自信満々に間違えた」
「AIの嘘って、どう見抜けばいいの?」
この2つに、1本で答えます。

先に答えをお伝えします。
AIの嘘は、数字・出どころ・名前の3つで見抜きます。
この3つだけ、公式のページを自分で開いて確かめます。

📗 この記事でわかること

  • ハルシネーションとは何か、なぜ起きるのか
  • AIを作った会社の注意書き
  • AIの嘘を見抜く3つの確認
  • 嘘を減らす頼み方
  • 下書きとして使っていい答えと、自分で確かめる答えの早見表

目次

結論|AIの嘘は、3つで見抜く

🎯 結論:AIは、もっともらしい文章を作る道具です。
数字・出どころ・名前が合っているか、の3つだけ公式で確かめます。

ハルシネーションは、AIが事実と違うことを、もっともらしく答えることです。
英語で「幻覚」という意味です。

「名前」は、人の名前・本の題名・会社やサービスの名前のことです。
「出どころ」は、その話がどこに書いてあるか、です。

数字・出どころ・名前が合っているか。この3つは、公式を自分で開く。

✏️ スマホのメモアプリか紙に、この2行を書き写してください(2分)。
このページの欄には書けません。

公式で見る3つ:数字・出どころ・名前が合っているか(人・本・会社)
公式の探し方:その言葉で検索→国や会社が自分で出しているページを開く

「嘘をつかないで」と頼んでも、防げません。
AIは、自分が間違えていることに気づいていないからです。

AIの嘘は3つで見抜く。数字、出どころ、名前が合っているか(人・本・会社)。この3つは、公式を自分で開く
AIの嘘は3つで見抜く。数字、出どころ、名前が合っているか(人・本・会社)。この3つは、公式を自分で開く
ハル

「それ本当?」と聞き返しても、ボクはまた、もっともらしく答えちゃうことがあるんだ。だから公式を開いてね。


ハルシネーションとは|もっともらしい文章を作る仕組み

🎯 結論:AIは、正しい答えを知っているわけではありません。
続きそうな言葉をつないで、文章を作っています。

いま話題のAIは、生成AI(文章や絵を新しく作るAI)です。
たくさんの文章を読み込んで作られています。

質問が来ると、続きとしてありそうな言葉を、順につないでいきます。
調べずに答えるときは、その文章が本当かどうかを、AIの中では確かめていません。
だから、本当の話と作り話が、同じ調子で出てきます。

会議で、資料を見ずに記憶だけで話す人がいます。
言い方はなめらかでも、合っているとは限りません。
AIの答えも、この状態です。

質問が来ると、続きそうな言葉をつなぐ。もっともらしい文章ができるが、本当かどうかは確かめていない
質問が来ると、続きそうな言葉をつなぐ。もっともらしい文章ができるが、本当かどうかは確かめていない

よく起きるのは、こんな間違いです。

  • 存在しない本の題名や、実在しない人の経歴を作る
  • それらしい数字や割合を出す
  • 「◯◯の調査によると」と、無い出どころを書く

実物:例の質問を、新しい会話で1回送って試しました。
2026年10月15日に、登録しないままChatGPTに送っています。

聞いたのは、この記事のために作った架空の本です。
国立国会図書館サーチで題名を探しても、見つからない本です。
探したのは2026年10月15日です。

『雲を数える郵便局』という小説の、主人公の名前とあらすじを教えて。
(送った文)

返ってきた答えの、最初の2文です。

『雲を数える郵便局』というタイトルの小説について調べましたが、該当する作品を特定できず、主人公の名前やあらすじを確認できませんでした。
似たタイトルの作品は見つかりましたが、別の小説である可能性があるため、誤った情報をお伝えするのは避けたいです。
(ChatGPT・ログインしない画面・2026年10月15日)

そのあと、本を探すための手がかりを3つ聞き返してきました。

架空の本について聞いた実物。送った文と、該当する作品を特定できず確認できませんでした、と返ってきた答え
架空の本について聞いた実物。送った文と、該当する作品を特定できず確認できませんでした、と返ってきた答え

今回は、作り話をせずに「確認できませんでした」と返ってきました。
答えには「調べましたが」と書かれていました。

ただ、いつもこうなるとは限りません。
調べずに答えるときや、細かい話では、もっともらしく作ることがあります。

答えが正直かどうかを見分けるのも、使う側です。
だから、名前が出てきた答えは、自分で確かめます。


AIを作った会社の注意書き|3社とも「間違える」と書いている

🎯 結論:作った会社も、AIは間違えると書いています。
どこが間違いかまでは、教えてくれません。

ChatGPTでは、送ったあとの答えの下に、こう出ます。

ChatGPT は AI であり、間違えることがあります。
(ChatGPTの送ったあとの画面・2026年10月14日に確認)

ClaudeとGeminiの公式ページにも、同じ注意が書かれています。


見抜く3つ|数字・出どころ・名前を、公式で

🎯 結論:AIの答えに数字・出どころ・名前が出てきたら、そこだけ公式を開きます。


確認1|数字

料金・割合・日付・人数。
AIは、それらしい数字を平気で出します。
国や会社の公式ページで、同じ数字があるかを見ます。

探し方は、その数字が出てきた言葉で検索します。
出てきたページのうち、省庁や会社が自分で出しているページを開きます。

上司に出す数字なら、40代の会社員の僕は、必ず公式で確かめてから載せます。
資料の数字をまちがえると、訂正の手間も信用も、出した自分に返ってくるからです。


確認2|出どころ

「◯◯省の調査では」「◯◯大学の研究によると」。
AIは、出どころの名前だけを作って書くことがあります。
そのページが本当にあるか、自分で開いて確かめます。


確認3|名前が合っているか(人・本・会社)

人の名前・本の題名・会社やサービスの名前。
実在する名前でも、中身を取り違えることがあります。
その名前で検索して、公式のページや出版社のページを開きます。

確認1は数字=国や会社の公式ページで同じ数字を探す。確認2は出どころ=そのページを自分で開く。確認3は名前=公式のページや出版社のページを開く
確認1は数字=国や会社の公式ページで同じ数字を探す。確認2は出どころ=そのページを自分で開く。確認3は名前=公式のページや出版社のページを開く

最新の出来事と、言い切りの強い答えにも注意が要ります。
こちらは、AIが苦手なこと5つに書いています。


嘘を減らす頼み方|知らないなら、知らないと答えてもらう

🎯 結論:嘘はゼロにはできません。
でも、頼み方しだいで、見抜きやすくはなります。


「知らないなら、知らないと答えて」と先に書く

効くのは、知らないときの答え方を、先に決めておくことです。
たとえば、質問の最後にこう書き足します。

💬 頼み方の例

知らないことは「知らない」と答えて。推測なら推測と書いて。

「推測」と書かれた所は、そのまま使わずに確かめます。


出どころも一緒に書いてもらう

「出どころも書いて」と頼むと、確かめる先が分かります。
ただし、出どころそのものを作ることもあります。
書かれたページを開いて、本当にあるかを見ます。


同じ質問を、別のAIにも聞く

2つのAIの答えが食い違ったら、どちらかが間違えています。
そこが、公式を開く場所です。

答えがそろっても、正しいとは限りません。
同じ間違いをすることもあるからです。
数字・出どころ・名前は、どちらにしても公式で見ます。

嘘を減らす頼み方。知らないなら知らないと答えて、と先に書く。出どころも一緒に書いてもらう。同じ質問を別のAIにも聞く
嘘を減らす頼み方。知らないなら知らないと答えて、と先に書く。出どころも一緒に書いてもらう。同じ質問を別のAIにも聞く

頼み方の基本は、プロンプトの書き方にまとめています。
プロンプトは、AIに出す指示文のことです。


下書きとして使っていい答え|自分で確かめる答え

🎯 結論:渡した材料を整えた答えは、下書きとして使えます。
新しい事実が入った答えは、確かめます。

下書きとして使っていい ✅自分で確かめる ⚠️
文章の言い直し・要約(元の文が手元にある)数字・割合・料金(確認1)
案出し(最後に自分で選ぶ)出どころ・引用(確認2)
短い文の翻訳(ふだんの内容)人・本・会社の名前(確認3)
手順の整理(中身は自分が知っている)最新の出来事・病院・法律・税金

左は、こちらが渡した材料を、AIが整える仕事です。
右は、AIが新しく事実を持ち込む答えです。

病院・法律・税金は、確かめたうえで、決めるのは専門家と自分です。

渡した材料を整えた答えは、下書きとして使っていい。文章の言い直し・要約、案出し。新しい事実が入った答えは、自分で確かめる。数字、出どころ、名前
渡した材料を整えた答えは、下書きとして使っていい。文章の言い直し・要約、案出し。新しい事実が入った答えは、自分で確かめる。数字、出どころ、名前

よくある疑問|AIで差はある?ハレーションとは?

🎯 結論:どのAIも間違えます。ハレーションは、別の言葉です。


Q. AIによって、嘘の多さは違いますか?

A. どのAIも間違えます。
作った会社が3社とも、公式に「間違える」と書いています(上の章)。
だから、どのAIでも数字・出どころ・名前は公式で確かめます。


Q. ハルシネーションと、ハレーションは違う?

A. 別の言葉です。
ハレーションは、写真の白飛びや、人間関係の摩擦を指す言葉です。
この記事の話は、ハルシネーションのほうです。


Q. AIに入れてはいけないことは、ありますか?

A. 人の名前や勤め先です。
送る前に、名前は「Aさん」、会社名は「A社」に変えます。
理由は、AIが苦手なこと5つの4つの確認に書いています。


こういう人には、向きません

🎯 結論:AIの答えを、確かめずにそのまま使いたい人には向きません。

⚠️ こういう人には向きません

  • AIの答えを、確かめずにそのまま使いたい人。
    この記事は、3つだけ公式で確かめる前提です。
  • 病院・お金・法律のことを、AIに決めてもらいたい人。
    決めるのは専門家と自分です。
ハル

全部を疑わなくて大丈夫だよ。数字・出どころ・名前の3つだけ見てね。


まとめ|AIの嘘を、3つで見抜く早見表

🎯 結論:AIは、もっともらしい文章を作ります。
数字・出どころ・名前の3つは、公式を自分で開きます。

見るところAIに起きること確かめ方
数字それらしい数字を出す公式ページで同じ数字を探す
出どころ無い調査や研究を書くそのページを自分で開く
名前(人・本・会社)作ったり、取り違えたりする公式や出版社のページを開く

嘘を減らす頼み方は、3つです。

  • 「知らないなら、知らないと答えて」と先に書く
  • 出どころも一緒に書いてもらう
  • 同じ質問を、別のAIにも聞く
ハル

ボクたちの苦手は、嘘のほかにもあるんだ。そっちも先に知っておいてね!

残りは、下書きとして安心して使えます。

🚀 次の一歩:嘘のほかの苦手4つも、先に知っておきましょう。
→ AIが苦手なこと5つ|知ってから使うと、失望が消えます

そもそもAIとは何かは、AIとは?何ができる?に書いています。

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※本記事は公開情報と僕(さとる)の使用経験に基づく内容です。
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この記事を書いた人

さとる(40代・5人家族)

非エンジニアです。調べものは Perplexity と Gemini、文章を書くのは Claude、画像づくりは ChatGPT(手直しは Canva)。1本に絞らず、やりたいことで持ち替えて使っています。

「ちょっと先を歩いている同じ立場の人」として、AIの選び方・任せ方を発信しています。

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